商品詳細
書名:煉獄の表情
著者:山岸外史
発行:昭和16年5月22日
発行所:朱雀書林
【山岸外史】明治37年7月16日~昭和52年5月7日 日本製靴取締役であり、藪鶯と号して硯友社同人でもあった山岸覚太郎の次男として、東京千住緑町で出生。駒込動坂町にて富裕な幼少年時代を過ごし、鹿児島七高を経て、昭和5年、東大哲学科卒業。6年、同人雑誌「あかでもす」を主宰。9年4月、塩月赳らとともに「散文」を創刊、同誌に掲載した『「紋章」と「禽獣」の作家達』で川端康成に認められ、同じく「佐藤春夫論」で佐藤春夫の知遇を得る。同年12月、太宰治と語らって「青い花」を創刊するが1号にて廃刊。翌10年、「日本浪曼派」同人となる。昭和14年、『人間キリスト記』(昭13・11、第一書房)で透谷文学賞を受賞。続く『芥川龍之介』(昭15・3、ぐろりあ・そさえて)で文名が高まり、『夏目漱石』(昭15・12、弘文堂)、詩・散文詩集『煉獄の表情』(昭16・5、朱雀書林)、評論集『希望の表情』(昭16・6、実業之日本社)、年少者向けの『新イソップ物語』(昭16・8、主婦之友社)、『人間芭蕉記』(昭17・2、朱雀書林)と著書が上梓されるが、戦時下に筆を進めることが困難となり、『ロダン論』(昭19・1、育英書院)出版直後の昭和19年3月、山形県米沢市に疎開。同地で農耕に従事する傍ら、民衆文化運動に狂奔。戦後、『眠られぬ夜の詩論』(昭23・8、臼井書房)、『詩と真実』(昭23・12、社会教育連合会)をのこして、23年12月、日本共産党に入党。日本文学学校事務局長を務める。昭和37年10月、『人間太宰治』(筑摩書房)、翌年10月、『太宰治おぼえがき』(審美社)を刊行。42年、復刊「四季」の同人に加わり、『禽獣・虫魚・草木』を連載する一方、『雪国の記録』『リアリズム論』の執筆に全力を尽くすが、昭和52年、志半ばにて他界した。
保護のためパラフィン紙でカバーをかけた、帯付き、赤表紙の本です。
表紙に擦れ、焼け、薄汚れがあります。
天地小口には経年の焼け、汚れ、薄染みが見られ、まえ・うしろの見返しが変色しています。
ページ面にも若干染みが見られますが、さほど大きなものはありません。
山岸外史の識語・献呈署名入りの本です。なお、辻淳は荻窪でパン店を営むかたわら、太宰治年譜・著作目録や、小山清に関する随想などを書いています。
商品の情報
カテゴリー: | 本・雑誌・漫画>>>本>>>文学・小説 |
---|
商品の状態: | 傷や汚れあり |
---|
一陸技無線工学Bアンテナと電波伝搬完全マスター : 第一級陸上無線技術士
102-107回 なぎさ様専用
腎生検病理アトラス
Localizer 1.0: The Techno House Book
ワウ本! : 徹底的に使いこなす : エレキ・ギターでの効果的使用法から、ジャ…
新品未読 12歳までに知っておきたい語彙力と言い換えと読解力図鑑 3冊セット
組み込みLinuxシステム構築