商品詳細
永井荷風随筆集 全5巻
永井壯吉著
岩波書店
四六判 定価 各3,000円
・第1巻
昭和57年2月第2刷発行 368P
文章の美しさ、和漢洋の学識の深さ、蜀山風の達者な筆、荷風の随筆こそ江戸文芸の最後の光芒といえる。自然への感懐を心憎いまで写し出した"春のおとづれ""夏の町"などの小品文、珠玉の好篇"紅茶の後""断腸亭日記"の先蹤をなす"大窪だより"等大正初期までの作品を収めてある。
・第2巻
昭和56年12月第1刷発行 375P
江戸の切図を懐中に東京の町を歩みつつ、くずれゆく町の姿に江戸の俤を偲ぶ名作"日和下駄"、八重次との情交を綿々と叙した"矢はぐずさ"や、みずからの女性遍歴から花柳風俗を淡々と描いた"桑中喜語"などその融通無得な荷風の筆は読む者を魅了せずにはおかない。
・第3巻
昭和57年1月第1刷発行 360P
幸徳秋水の事件を回想した異色の作品"花火"、鴎外の歴史小説を論じたのち「山房の主人森夫子と時を同じくし、親しく其の薫化に浴することを得たり、余が生涯の幸福蓋し此に過ぎたるものなし」と叙述した"隠居のこ"、人情本を論じた"為永春水"など専ら随筆に筆の赴いた時期の諸篇。
・第4巻
昭和57年2月第1刷発行 372P
荷風の外祖父鷲津毅堂は尾張藩の儒者であり、明治新政府の渡米県権知事であった。この外祖父の事蹟に筆を下ろし、一族の一人大沼枕山およびその文雅の詩友たちを叙した"下谷叢話"は荷風作品中随一と称する人も多い。本巻には昭和初期の佳作を蒐めた"荷風随筆"も併せ収める。
・第5巻
昭和57年3月第1刷発行 373P
昭和九年以降の随筆を集めて自ら"冬の蠅"と題したその心は´老いてますます憎まるる身なれば´という、戦後市川に居を移しからの"葛飾土産"中の諸篇は若き頃の追想の彩りが美しい。また"売文の由来"を述べた"書かでもの記"と"小説作法"は荷風一流の創作態度を窺わせる貴重なニ篇。
経年により、保護用ハトロン紙の破損、外函の汚れがありますが本紙はきれいかと思います、写真をご覧ください。
古書籍にご理解いただける方の利用をお願いします。
商品の情報
カテゴリー: | 本・雑誌・漫画>>>本>>>文学・小説 |
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商品の状態: | やや傷や汚れあり |
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